Products 製品情報

基本情報

新栄製砥株式会社は 1941 年の創業以来、各種結合剤を使用した研削砥石の研究・開発を行ってきました。特にここ数年は、フエノール樹脂を基礎結合剤とした鏡面仕上げ用レジノイドボンド砥石の研究・開発に重点を置いています。
高品位仕上げ面精度が要求される現在、より高度な「鏡面仕上げ」が可能な砥石の開発が急務と考え、レジノイドボンド砥石の研究に特化するに致りました。たとえば硬脆材料(強化ガラス、セラミックス等)の高度な鏡面仕上げ、そのための研磨方法としては、従来「遊離砥粒研磨法」が多く採用をされてきました。
しかし最近では、その劣悪な作業環境や経済性の問題から「固定砥粒方法」へと移行しつつあります。「固定砥粒方法」で鏡面仕上げを行うには、微細砥粒を固定したもので研磨しますが、微細砥粒を固定しやすい結合剤としては、レジノイドボンドが最適と考えています。何故レジノイドボンドかと言いますと、他のボンドを使用した場合と比べて砥粒をより均一に分散させやすい結合剤であると考えているからです。
新栄製砥株式会社はこうした考えから、銅・鉄の鏡面研磨用として「ハイスピードロール砥石」を開発・製造してきました。さらに現在は「Pシリーズ」として、硬脆材料の鏡面仕上げ用砥石の研究・開発に力を入れています。

レジノイド砥石とは ?

フェノールその他の熱硬化性樹脂を結合剤とし、低温で焼成して製造する製造法をレジノイド法と言う為、一般にレジノイド砥石と呼ばれています。

  • 高い靭性

    他の有機質結合剤砥石・ラバー砥石・PVA砥石等と比べて靭性に富んでおり、安全性が高く高速回転による粗研削が可能です。

  • 樹脂の弾性

    レジノイド砥石はセミ弾性砥石ともよばれ、その弾性特性を利用し超仕上げ等に高い性能を発揮します。

  • 砥粒の分散

    レジノイドボンドは、他のボンド(結合剤)と比べて砥粒をより均一に分散させ易いため、安定した仕上面が得られます。